ああ、湘南平

先日、久々に湘南平にソロデートをしに行きたくなり、バイクに飛び乗り、かっ飛んで参りました。途中、すっかりご無沙汰していた平塚の畑に寄り、山道を奥の方までドコドコ進み、お気に入りの樹の下で一服。季節が季節であれば、クワガタを捕まえに山に分け入るところですが、今は冬。波のない海に来たサーファーの気持ちは、こんなものであろうか。


しばし、ぼんやり空を眺め、童謡をいくつか口笛で吹いて、ヒラタ〜追いし〜かの山〜とか唄いながら、ドコドコ山を下りてゆくと、遠く畑の中に野菜を収穫中の人影が。ん、おお、あれは! ヒラタ好きの農業家、コマキ氏ではないか!


「コマキさ~ん!」

「おお、(ツルツル頭の)ハヤシさん!」


と、久々の再会。しばし語らい、いつものように、野菜持ってって下さいとの嬉しいお言葉。しかし、今日の私は、さすらいのライダーマン。大根なんて運びようがありません。それでも頑張って、腰にキャベツを一つだけくくりつけ、湘南平へ向かったのであります。


あ、コマキさんって誰? って思いました? 思ったでしょ? はは、これだから素人は困ります。この辺り(相模国)のヒラタ好き、いや、野菜好きなら、湘南小巻ファームのコマキと聞いたら、ヨダレが反射的に唾液腺から吹き出す、そういう美味しい農業家さんです。畑やっていたときに、いろいろお世話になったんです。


湘南小巻ファーム、で検索してみて下さい。凄い人です。私の愛する平塚の畑の写真も見られますし、野菜もお安く購入出来ます。キャベツ甘くて美味しかった!



さて、素敵なキャベツ、いや、素敵なコマキさんとバイバイした私は、日向マックイーン十三に戻り、ブィーンと一路、デートスポットの代名詞、湘南平へ。いやー、絶景かな。ここへ来ると、なんとなく世界を獲ったボクサーになったような気持ちになります。傷だらけの栄光、改め、無傷の栄光。すまん、ニューマン。許せ。



「素敵なところね」

「うん。ほら、あすこに船が」

「釣り船かしら」

「あっちからも、ほら、湘南平が見える、なんて言ってるかもな」

「言ってるかな〜」

「言ってるさ」

(しばし間)

「海は寒そうね」

(ジャンパーを脱いで女の肩に乗せる)

「(笑って)私は大丈夫よ」

「いいから」

「ありがと、、、」

(女、そっと男に凭れる)


隣のアベックの会話が、ソロデートの俺の気分を盛り上げます。思わず二人の間に割って入りそうになる自分をぐっと抑え、「お幸せに」と高倉健のように口の中で呟き、バラクータの襟を立て、その場を立ち去る。うーん、渋いぜ。ナイスミドル。その後ろ姿。腰キャベツ。



バイク、乗り換えました〜

ひゃっほ〜

IMG20211226134011.jpg

この記事へのトラックバック